<< November 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - |
【完成】Mixing

オリジナルCDドラマ【Mixing】


先日、10月28日に開催されました【M3】にて無事に完成CDを頒布することができました。


手持ちの分が全部その日にはけてしまい足りなくなってしまいまして、
なんともありがたいことでございました…!!
ギリギリでしたが、イベント前に公開した試聴を聞いて来て下さった方もいて、
事前の情報公開の大切さも学びました。


素敵な音源を届けて下さった関係者様、目を惹く絵を描いて下さった絵師様、
お手にとって下さった皆様に本当に感謝です。


ただ今回は、毎回恒例にしております、お手紙をお渡しできなかったことが無念です…


————————————————————————————————————————————————

一度、「CODE:BIRD CAGE」という作品で海外ドラマ風ストーリーに挑戦しましたが、
その時は初めての試みであったこと、自分がやりたいキャラを優先してしまったこと、
多くのメインキャラを兼任していただいたこと、などで、
どうしても、うまく表現し切れなかった部分があり、
作品としての出来はもちろん気に入っておりますし大好きなのですが、
色々と良い意味で学習・経験させてもらえたことで、今回、もう一度、
「よりリアル」に「海外ドラマ風」に挑戦したいと思いました。


大人のキャラクターばかりという、音だけのドラマとしては難しいキャスティングとなり、
声のタイプやお芝居のイメージなど、カチリ、とはまるまで苦労もありましたが、
協力して下さったキャストの皆様の飲み込みがとても早く、
当方のイメージする、言わんとする世界観を、積極的に掴みにいって下さり、
むしろ、キャスト様のお芝居を聞いて「こうだったのか!」と思うことも多くありまして
本当に感謝です。


リアルな現実世界ということで、
今回は、効果音にも苦労しまして、「リアル」と「よりその世界観を輝かせる」の狭間で
現実ではありえない効果音もありますが、私の世界の中ではその音で正解です!


なお、今回はあえて「コミカルな擬音」「感情を表す擬音」などを一切入れておりません。


また、海外ドラマ風なので、音楽にもこれまでの企画とは差別化をし
ハード系やロックなども取り入れてみました。


いろいろな海外ドラマを見て研究し、今回はこの編集となりました。


終わり方も、個人差のある感じ方になると思いますが、
海外ドラマ風ということを意識し、あえてああいう終わり方にしています。


あの展開で、「今回のストーリーはきちんと完結」しています。


————————————————————————
●みなさまへ(個人宛)●
————————————————————————

・笑兵衛様
海外ドラマ風で上司といえば仕事ができてやや癖のあるかっこいい女性!という
私の欲望が思い切り詰め込まれたレイチェルを、女性らしい迫力で表現して下さいました。
頼れる大人の上司でありながらチャーミング、かつ鋭い牙を持ち、10センチのピンヒールを
履いて難なく全力疾走できそうな体力まで感じられて、美しく理知的である中に攻撃的な
性質も混ざらせるという絶妙さで、何度聞いてもマシンガンのシーンはヤバイです!


・ムラカミハジメ様
張りのある低音で男性らしいしっとりした色気と落ち着き、説得力のある言い回しで
MSTの屋台骨を支える存在感を表現して下さいました。
レイチェルとはまた違った意味で、この人を敵に回すと面倒だなという雰囲気があって
終始落ち着いた状態でいるのがかえってクセ者的な匂いがあって。
最強のタラシ氏であることを本編の中であまり出せなかったことだけが無念です。


・愛音録様
感情豊かなキャラの中で抑えた感情表現だったTKですが、愛音様の声のトーンは
淡々となりすぎず抱えている気持ちがしっかり伝わってくるお芝居で、
現場での実力者にも拘らずどこか素直で真っ直ぐな性格も感じられ、クセ物揃いの
チームの中で実は一番マトモな常識人だったかもしれません。骨太で安定感のある
キャラとして育てて下さり、一本通った芯が目に見えるようでした!


・成海修司様
飄々としていて軽く掴みどころがなく、男性ならではの色気と捜査官としての実力、
さらに肉体的な筋肉の存在さえわかるような、細すぎないお声とお芝居で、
確かに他のキャラと比べると声質が軽く感じられるのに、決してキャラ的に
線が細い雰囲気にならないという、まさに海外ドラマな男性を表現して下さいました。
ムードメーカーな普段の表情の中に、ふと影が匂うのも魅力的です。


・藤堂れんげ様
可愛いのに大人っぽく、セクシーだけど強いファニー。きらきらとチャーミングな中に
きらりと光る刃物を持っているような危うい美しさも感じられ、男性も女性も
コロリといきそうな魅力を、凄腕捜査官としての揺るぎない能力の存在を、
細やかで丁寧な表現の中に、研究を重ねて下さった声の出し方、言い回しの中に、
全て内包してファニーというキャラを動かして下さいました。彼女のキッスで本当に昇天できそうです。


・かがみもえ様
数名出てくる女性陣の中で一番の年齢度を感じさせるキャラだったのですが
常に、落ち着いた安定感のある年上の女性を、理想どおりに演じてくださいました!
個性のあるお声は抜群の存在感を発揮し、レイチェルという上司がありながら、
「更にその上の存在」であることを違和感なく表現して下さり、
特に冒頭の語りの雰囲気は、一気に世界観を深く広く構築して下さいました。


・霞月葵様
戦う女刑事を、霞月様の優しいお声が凛々しく演じあげて下さいました。
割りと淡々と感情を運んでいくキャラが多い中で唯一、感情を大きく爆発させる
シーンのあるキャラでしたが、胸が締め付けられるようで、それでいて決して
弱弱しさを感じさせない、「一人の刑事」としての誇りも感じられるようで、
真っ直ぐで淀みない凛とした視線が感じられるようでした。


・浅沼諒空様
MST以上にクセの強い連中をまとめる頼れる隊長として、浅沼様の渋い声質で
ややワケありの風情があり胸板の厚そうな男性を、どっしりと根の生えた大樹のような
存在感をもって演じて下さいました。大人ばかりの登場人物の中でまったく
紛れてしまうことなく、「手ごわさ」を一人で匂わせる圧力を感じさせられました。
また、兼任していただいた若き警察官もとてもイメージどおりでした!


・琥遥ひより様
隊長を支える右腕としての女兵士を透明感のあるお声で凛々と演じてくださり、
強さ、激しさ、勇ましさ、そして彼女の年齢の若さ、純粋な性質、ただ真っ直ぐ
隊長を思い、ひたすら隊長のために存在する彼女の一途さまでも表現してくださり、
いろいろなことに翻弄されながらそれでも自分のためではなく、誰かのために、と
生きていた彼女の純真な思いが、そのままお声に表れるかのようでした。


・ぺけ丸様
限りなく新人臭のある若々しい青年ぶりであり、その実…という部分をとても絶妙に
大げさすぎずに完璧に演じてくださいました。ぺけ丸様の演じてくださるこのキャラクターが
いなければこのお話は出来なかったと思っています。真っ直ぐで癖のないお声を、
時に感じよく時にチャーミングに時にセクシーに操りながらお芝居をしてくださり
色々なカラーを感じながらもぶれない一本が通っていて素晴らしかったです。


・文弥様
犯罪者という立場からやがては団体の兄貴になっていくイーグルというキャラを、
これまた男性的な色気と怪しさ、若干の斜めな態度によって表現して下さいました。
荒々しい言い回しでありながらどこか他者を思う気持ちが込められていて、
本当は優しい男なのだろうなと思いながら編集させていただいておりました。
兼任して下さったヤモリも面白かわいくてよかったです!


・井之上賢様
まさに「警部」でした。もちろんお声の渋さは承知しており、
そのお声のイメージはもちろんでしたが、ちょっとした部分の語尾の扱い方、
言い回し、部下への態度などこれぞ「警部」という貫禄があり、部下たちとの
信頼と愛情、仕事への熱意などがそこかしこに見えるお芝居をして下さっていて、
頼れる警部の背中が常に感じられて、安心感がありました。


・あおいろ様

瑞々しい肌をしたはち切れんばかりの若い肉体を薄いタンクトップで包み込んだ
褐色の肌の、ちょっと足を踏み外しかけている危うさもある少女を、生き生きと力強く
演じてくださり、セリフの一つ一つに動きがあってキャラの表情が感じられて
勢いも若さも動きも、実際に彼女の存在が見えるようでどれも素晴らしかったです! 
海外ドラマにこういうキャラ出てくる…!とワクワクしながら聞かせていただいていました。


・吉春様
等身が高く肩と胸の厚い「海外ドラマ風」という雰囲気を余すことなく表現して下さいました。
今回は特に、同年齢、そして更にそこよりも年齢が上の男女ばかりという
描き分け・キャラのイメージ分けが難しい条件だったと思うのですが、
どのキャラクターも、キャストさんのお声やお芝居を事前に知っているかのような
私が脳内で考えていた世界を見てきたかのようなイメージを描き出して下さり、
編集中は絵師様が描いて下さったキャラクターたちが所狭しと暴れまわっておりました!


————————————————————————


海外ドラマ風のお話にはずっと憧れがあり、
なかなか自分自身の活動の中ではご縁が持てずにおりましたが、
このたび、素晴らしいキャスト様との出会い、素晴らしい絵師様との出会いがあって、
更に一度挑戦した「CODE:BIRD CAGE」という作品の経験もあり、
今回、よりリアルな「海外ドラマ風」のお話を作成することが叶いました。


最初の複数のサンプル収録や、収録後の雰囲気変更であったりと、
キャストの皆様には色々とご苦労をおかけしたことかと思いますが、
皆様が最後まで喰らいついてくださったおかげで、骨太で逞しさのある
カッコイイ世界観を編集できたのではないかなと思っております!


ドラマ、楽しんでいただけたら幸いです!!


皆様、本当にありがとうございました!!!


2018年11月01日 ヤマトアキ 拝

| 企画のご紹介 |
| 1/1PAGES |