<< October 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 【完成】花杯 | TOP | 【完成】遠憶の旅路 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - |
映画【鋼の錬金術師】

ハガレン、友達に誘われて見てきました。

結構、酷評されてるという噂を聞いていたので

どんなものを見ても大丈夫なように、かなり覚悟と、最低ラインの想像をしていった(笑)のですが、

 

ざっと一言で言うと、結構面白かったんじゃないかな〜というか、

邦画にしてはがんばったファンタジー映画じゃないかな〜と思いました。

 

 

詳しい感想とか思いっきりネタバレは続きから!

 

 

以下、ネタバレしかしていないのでご注意ください。

あと個人的な見解しか書いてません。そちらもご注意ください!ヽ(▽`)ノ

 

 

 

 

 

******

 

最初の子どものシーン、金髪というより黄色だな…とか

練成のシーンのCGはとってもすばらしかった!のに、

兄弟がもみくちゃになるシーン、戸板に乗って飛んでいくのが

ドラえもんのタイムマシンか!となって笑ってしまって(笑)、

とってもシリアスなシーンのはずが笑いをこらえるのにつらかったです。

 

あれは、あんなにもCG技術が優れているのなら、

それぞれ、黒いネバネバみたいなのに飲み込まれていく感じで、

ブルーシートの真ん中に穴を開けて少年たちを入れて、手をばたばた伸ばしてもらって

黒い触手とネバネバをCGで入れたほうが迫力があったのでは…

 

せっかくすごくCGが全体的に良かったので、ちょっともったいなかった。

 

 

前半はとっても原作をイメージして制作しているのがわかって。

 

台詞がまんま原作どおりだったので、

脳内ですらすら先が出てきてしまって、懐かしかった〜。

 

 

「等価交換だろ。なあ、錬金術師」は、もう少し迫力のある言い回しだったら嬉しかった!

 

 

かなり原作を縮めていたけど、

あの教祖を追いかけて、練成した獣にエドを襲わせたときに、

腕と足の鋼が破れた服の間から見えるシーンなんて

すばらしいカメラワークと演出だったし、間の取り方もすごく良くて!

 

ただここでちょっともったいなかったのは、

「来いよど三流〜格の違いを」のセリフが、

ほかのセリフと一緒になって流れてしまった印象を受けたこと。

 

あれは、最後の巻でも登場し、同じような言い回し、でも込めた思いはずっと成長している

すごくカッコいいセリフだったので、

あれは、せっかくだから鋼の腕と足が見えたみたいに、

ぐわーっとあおりでゆっくり映しながら、もうちょっとエドをアップにして

「来いよ〜見せてやる」ドン!

みたいな感じで、ちょっと決め台詞っぽく演出したら、もっとかっこよかったかも。

好きな台詞だったのでちょっともったいなかったな〜。

 

 

練成のCGはすごく迫力あったし、

アルフォンスの表現と本物感はすごかったし、

俳優さんも、すっごくエドのこと研究されているんだなって感じで、

走り方とか、避ける仕草とか、まさにエドっぽい仕草で、

動き方一つとっても「エド」を表現して演出してる努力がすごいなあと思いました。

 

ちょっともったいなかったのは、

金髪の三つ編みがたぶん、あとからつけているウィッグなので

後頭部が浮いてボサボサになって、頭が大きく見えてしまっていたことかなぁ。

衣装がすごくよかっただけに、もうちょっとウィッグがんばって欲しかった!

 

あと、どうせ眉毛はほぼ黒いままだし、目の色も金目にしていないし、

ウィンリィだって黒髪で通しちゃったんだから、

あんなに金色にしないで、ちょっと明るい茶髪、くらいでも良かったのでは?

そのほうが、俳優さんの顔立ちと違和感が少なかった気がしました。

 

ニーナちゃんも黒髪にしてたけど、

アレはアレでよかったと思う(顔立ちに合っていて)。

人種は違うけれど、イメージにあっていたし、普通に可愛かった!

 

 

扉の前にいたアルは、外国の少年がやったのかな?

明らかに掘りが深かった気がしますが…

エドはバリバリ日本人の顔立ちなんだから、そこであえて海外の方にしなくてもよかったかなあ。

 

 

大佐と中佐は良かったんじゃないでしょうか。

特にヒューズ中佐はイメージにあってた!

個人的な好みでは、もうちょいワイルドでも良かったかなとは思うけど、

あれはあれでちゃんと、明るくて世話焼きなヒューズのイメージだったと思った。

 

惜しむらくは、もうちょっと大佐と中佐の絆みたいなのがわかるシーンがあったらよかったかな。

一箇所(例の日本の道での)「おまえもか?」「オレもだ」のシーンはとっても良かったと思うけど、

やっぱ、「雨だよ」は欲しかったですね〜。

確かにあの「雨だよ」のシーン、今回の流れでは要らないといえばいらないんだけど(笑)

個人的にはあそこから、ロイの中に闇が抱え込まれていったんだな、ってなると思っていたので、

あと、単にあのシーンが好きだから見たかっただけとも言う(笑)

 

 

絆といえば、

大泉さん(笑)の家で、ニーナとアレキサンダーがアレになってしまったシーンで、

アルが「ごめんね、いまの僕らの力では〜」のあとに突然「もう誰も信じられない」ってなったのが、

確かにその直前に大泉さん(違う)が、「疑え〜疑え〜兄貴を疑え〜」って

暗示をかけていたけど、

それにしても、「誰も信じられなくなる」のがちょっと唐突過ぎる(笑)。

 

そして第五研究所を探しに行ったシーン。

 

喧嘩と、CGと、ウィンリィの仲裁と、エドとの仲直り、

 

この一連の流れの撮り方や演出は大変すばらしかったと思う!

 

が、やはり、兄を信じられなくなるのがちょっと早すぎるぞ弟!

気が短すぎる! それはエドの専売特許なのに!

 

その前に一度でもいいから、アルのメインのシーンがあって、

「駄目だ、こんなことで兄さんを疑うなんて、僕はどうかしてた!」って思い直していたのに、

もう一度、大泉さん以外の人に、「偽なんじゃない?」って言われるようなシーンがあって、

そこで決定的になる…っていう、ワンクッションを入れて、

もう少し、アルの悩みを明確化してくれたほうが、感情移入できたというか、

見ていてもっとハラハラ出来たかも。

じわじわと、見ていて、「ああ駄目だよエド、今はそういう言い方・やり方はアルには逆効果だよ〜〜〜」って

見てるほうが心配になっていくシーンが少しずつ重なって、

ついに缶詰工場で爆発!だったら、

「あーほらやっぱりいいい!!!」ってなったと思うけど、

ちょっとその予兆がなさすぎて、突然切れた子みたいに。

 

 

アルで笑ってしまったといえば、

エドが悪夢で飛び起きたとき。

 

あの、暗闇(しかも思った以上に近距離)にボーっと存在してるアル!!!怖すぎ!!!!!(笑)

こっちもビクってなったわ!!!!!!!

 

 

 

あと笑ってしまったのは、

大佐が怪我するところで

グラトニーが兵士たちを追いかけるアレね。アレはダメ(笑)。

おびえる兵士たち、ぐわーっと腹を開くグラトニー、一斉に悲鳴をあげて逃げる兵士

 

 

こ こ で 止 め て お け 

 

 

 

 

エンヴィーは、先を見越したせいなのか、

今回は正直、「偽者たち」を存在させるためだけにいる感じで、

エンヴィー自体にあまりいる意味が感じられなくてもったいなかったかな〜。

もっとガツガツした感じの性格で、うるさいくらいの存在感かなと思っていたけど

割とおとなしかったというか、あんまり存在感がなかった。

まあ、今回の展開ではどうしてもああいう存在意味になってしまうのだろうけど。

 

焔の大佐がいきなり強すぎて

全体的に、ホムンクルスの恐ろしさがちょっと弱かったかも。

大佐がいれば割と簡単に倒せるんだなって思ってしまった。

 

焔の表現自体はかっこよかったけど、

焼ける場面はちょっと迫力が足りなかったかな…

カメラワークかなあ。

 

 

松雪さん演じるラストは、ちょっと肉感的には薄かったけど動きとかすごく研究してらして、

いやらしくならない色っぽい腰つきとか、腕の動き、指先の表現、

目線や口元の表現なんか、すごく意識されて演技されていたんじゃないかしらと。

息遣いとか、声の出し方とかとても色っぽかったです。

ちょっと迫力としては薄かったけど、でも存在感は素敵だった。

 

惜しむらくは一番最後のシーン。

 

消滅するときですら、彼女は、自分の境遇を哀れに思うことはなかったのじゃないかなと思ったり。

やっぱりあそこは、「自分のこと」じゃなく、「自分を殺す男」のことについて

最後の言葉を残して欲しかったな〜。

 

 

グラトニー、お芝居はアレだけど存在と体格のシルエットはとっても良かった!

グラトニーだった!

 

 

舞台となった町は大変美しかったし、

景色も良かったし、汽車のシーンも良かったし、

衣装はとてもよく出来ていて、軍服も良くできていたし、

大佐の、コートを肩からかけているのも、布地の重みと、歩くときに

ちょっとマントみたいになるのもかっこよく演出されていたし、

俳優さんがかなり実力者ぞろいで、小日向さんとか大泉さんとか親方…國村さんの存在感もすごかったし。

 

まあ、ちょっと、特に町の人々が、完全に「舞台衣装を着た日本の方々」でしたけれど(笑)。

 

それはもう、薄目で見るしかない。

 

 

 

小日向さんは、最初から絶対この人はアレだ、顔が笑ってて目が笑ってないあれだと思ってましたが

やっぱりそうでした!

期待を裏切らないパパ!

 

あの死に方は嫌だああああああ

 

 

 

大泉さん…タッカーは、まさかの立ち位置になってて、

なるほど〜、このキャラをそういう風に使うのか〜!てなりました。

「アルフォンス君、また会おう!」のあたりから「おや?」と思ってたけど、

それで大泉さんという配役だったのかー!と。

 

まあちょっとトンデモ展開だったけど、

切り裂き魔とか、ロス少尉の投獄、リンの登場なんかを全部削ったら

確かにああいう展開で収める方向なのかな〜とは思いました。

 

そう思うと、各地での暴動・戦争の存在もちょっと薄くて、

いきなりヒューズの「オイオイ誰だよこんなこと考えるの」になってしまって、

結局、「こんなこと」の内容がはっきりしないままヒューズが死んだだけになってしまっていたのかなあ。

それともあれは、賢者の石が生きた人間使ってた、ってところにつなげたのかな?

 

 

 

あと、個人的には、ちょっとウィンリィを巻き込みすぎかなとは思った

 

(実際エドだったら、マルコーのところはともかくとして、

第五研究所にはさすがに連れて行かない気がする。

だって最悪そこが本当に第五研究所だったら、彼女を戦いに巻き込むことになるだろうし、

エドだったら、そんなかっこ悪い真似は選ばない気がした)

 

が、

彼女を巻き込むことで、新しく村娘を出さなくて済んだり、

事情説明が一回で終わったり、

兄弟のけんかを止めたり…、あーなるほど〜という感じで、

存在させた意味合いをもたせていたので、そこはうまい演出だなと感じました。

 

正直、大泉さんの最後のところはウィンリィ要らないかなとは思ったけど

まあ、一人よそに放置するわけにもいかないし、

アルの中に入ってるあのシーンをやるためには必要だったのかな。

 

 

 

焔の大佐の、指ぱっちんからの炎CGはかっこよかった!

 

大佐の女好きは一切顔を現さなくて、だから中尉のツッコミとかも全然なくて、

ただカッコいいだけの大佐になっちゃってたので、

せっかくだからディーンさんにコミカルな表現もさせてあげれば

ギャップ萌えがあったんじゃないかと思ったり(笑)。

 

 

あと、これだけは声を大にしていいたい。

 

中尉の活躍がなさ過ぎて、彼女がいったいどういう立場で大佐のそばにいるのか、

というよりも、大佐がなんでこの中尉という女性をそばにおいているのか、

その価値がぜんぜん伝わってこなくてもったいなかった…!

 

終始、大佐の隣にただ立っているだけ、大佐の言動にオロオロしているだけ、

みたいな、あまり存在意義のない立ち位置になってしまっている感じがして、

原作の中尉はとってもかっこよくて凛々しいのに、ツッコミもなければ、見せ場もなくて。

 

これなら、(出てきた意味合いはちょっと変えていたけど)ロス少尉のほうが

軍人の女性って感じがしたし、

ずっとかっこよく映してもらえていたような気がします(途中から中身はエンヴィーだけど)。

 

 

せめて、最後の白いアレたちがどばーっときて「撃て!」となるシーンで、

「撃て!」でほかの兵士よりコンマの速さで引き金を引いた

中尉の撃った弾丸をスローモーションで追いかけて

アップで、先頭を走ってきた白いアレの額をぶち抜いた、その瞬間

カメラを引いて周りでもバババババ!!!!!

 

みたいなさああああ!!!!!!!

たったそれだけのシーンで、「あ、この人は射撃の腕が立つのね」ってわかると思うし、

とってもカッコいいシーンになったと思うの…!!

 

 

あと、大佐の、傷を焼いてふさいだエピソードを入れたかったのはわかるし、

アレはアレでなるほど、そういう傷を負う意味にしたのね、ってそれはよかったのだけど、

そのあと、原作での

「よく言った、アルフォンス・エルリック!」〜「あの傷でどうやって!」「焼いてふさいだ!」

が、めちゃめちゃかっこよかったので、アレの展開、というか、

あの会話のテンポのよさは入れて欲しかったなあ。

 

 

傷を負ったあとで、エドに一人でホムンクルスたちを追わせるのも、

ちょっと大佐らしくなかった。

子ども一人に、強敵を相手させるわけだから。

あそこは、渋る中尉に

 

「中尉。君も鋼のと行くんだ」

「しかし…っ」

「いいから行け、これは命令だ!」

「…わかりました。大佐は」

「私は大丈夫だ、後から行く」

「…必ず、ですよ」

「ああ、必ずだ」

(中尉、もう一度しっかりうなずき、走ってエドを追いかける)

とかさ!

 

そしたら大佐と中尉の絆も伝わってくるし、

中尉の軍人らしさも表せたと思うの!

 

 

見てる側にはハラハラさせたほうがいいと思うので、

中尉の後姿が見えなくなったあとで、どさっと倒れてしまう大佐…

 

 

 

そして、ラストと戦うエドを、あとから合流した中尉の弾丸が救えば、

そこでさらに中尉の腕がわかるし、

大佐を置いてきた中尉を見て、ラスト、大佐がもう駄目なんだなと思って、

「残念だわ」と色っぽく笑ったりして。

「あの人は必ず来ます」

「無理よ。あの出血では助からない。あなたもわかっているはずよ…」

「くっ…(ちょっと揺れ動く中尉)」

 

そしてその油断をついてラストの激しい攻撃、エドと中尉、ピンチに!

 

もう駄目だ、危ない!!!!

とっさにエドをかばおうとする中尉、

「駄目だ中尉!やめろー!!!」

 

 

そこに、ドーン!!!!と炎の攻撃!

 

「「…大佐!!!」」

 

「馬鹿な! …あの傷でどうやって!」

「焼いてふさいだ!!!!」

 

 

とかさあああああああ!!!!!!!

 

 

 

 

人様が作り出したものに、あとから勝手にアレコレ言うだけなら

誰でも出来るので、ちょっとアレですけど…

 

まあ、個人的に感じたことをつらつらと(笑)。

 

 

でもそんな、酷評されるほどの出来ではなかったと思うけども。

お芝居も悪くなかったと思うし、演出とかも上手だったし、原作愛を感じたし。

 

変に新しい女性キャラとか出してきて

突然の恋愛モードとかにもならなかったし。

 

確かに、金髪金目の役を日本人の顔立ちと体格で表すことはとても難しいことだけど、

監督も脚本も演出も、小道具大道具、衣装、効果音、音楽、CGなどのスタッフさんはもちろん、

俳優さんたちも、どうにかして

この「日本人」という人種で、ハガレンの世界観を表現するんだ!表現したい!みたいな、

そういう思いみたいなのが伝わってくる作品だったのではないかしら…と。

 

アレだけの展開を、よく2時間に収めたなあと思いますし。

 

とにかく、俳優さんたちみんなすっごくがんばってたと思います。

コスプレといえばコスプレだけどね(笑)

 

お話というか、ファンタジー映画としては邦画にしてはすごく良くできた作品だったのじゃないかしら。

CGも上手だったと思う〜

 

 

そんなに、「キャラ自体」に思い入れが強くなければ、

最初の違和感さえ乗り越えてしまったら、

スムーズにお話に入り込んでいけるのではないかなあ。

 

私は、途中から(まあ一部突っ込みたいところはあるけど(笑))、そんなに

エドはこんな顔じゃない!とか、金髪なら金髪の人がやったほうがよかった!とか、

そんなことぜんぜん意識せずに、お話のほうに集中できていたので。

 

(展開が速い分、わかりづらい箇所も多いけど、

 逆に言うと、トロトロしてないので飽きずに最後まで見られた)

 

見た目重視とか、あまりにもキャラ愛の強い方には厳しいかもしれないけど…

 

 

個人的には、アームストロング少佐をぜひ出して欲しかった!(笑)

でもそれこそ日本の俳優さんだったら誰…?

 

………CGか!

 

 

 

| 映画・試写会 |
スポンサーサイト
| - |